自費診療のご案内
各種免疫療法や高濃度ビタミンC点滴にも対応しています
当クリニックでは患者さまのご希望に応じて、自費診療にも対応しています。免疫細胞の働きを高めてがんと闘う力をサポートするがん免疫療法や、抗酸化作用を持つことが示唆されている高濃度ビタミンC点滴など、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
がん免疫療法とは
がん免疫療法は、患者さまご自身の血液から免疫細胞を取り出して数を大量に増やし、体に戻すことで「免疫」の働きを高める治療法です。当クリニックでは、「ANK自己リンパ球免疫療法」「RIKEN-NKT (NKT 細胞標的治療)」「活性化自己リンパ球療法」「 樹状細胞ワクチン療法」「自己がん抗原刺激型CTL (AKT-DC)」の5つの免疫細胞療法を取り入れています。
当クリニックで提供している免疫細胞療法
がん免疫細胞治療(瀬田クリニック東京と医療連携)
当クリニックでは、24,000名*以上の治療実績を持つ、免疫療法(免疫細胞治療)の専門医療機関である瀬⽥クリニック東京と連携して治療を実施しています。また、当クリニックは免疫細胞治療の科学的エビデンスの強化や安全性・透明性の更なる向上を目的として全国約35*の医療機関が参加している共同臨床研究に参加しており、その枠組みの中で治療を提供しています。(*2024年9月現在)
当クリニックと医療連携を行っている瀬田クリニック東京が、がん免疫細胞治療について紹介されました。
下記にてTVer等の期間限定見逃し配信のほか、番組未公開シーンを含むYouTube動画をご覧いただけます。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
尚、番組内で紹介されるがん免疫細胞治療は当クリニックでも実施が可能です。
がん免疫細胞治療(瀬田クリニック)の特徴
患者さまごとにがんの性質や免疫細胞の状態は異なります。
当クリニックでは、この違いに対応するため、多様な種類の免疫細胞(T細胞、樹状細胞など)を用いた複数の治療メニューを用意しています。
事前検査でがん細胞と免疫細胞の状態を詳細に把握し、さらに患者さまの全身状態や他治療の状況、経済状況なども考慮し、一人ひとりに適切な「個別化治療」を提供できる体制を整えています。
がん免疫細胞治療(瀬田クリニック)の種類
アルファ・ベータT細胞治療(αβT)
αβT細胞治療は、高い攻撃力を持つαβ型T細胞を体外で増やし、活性化させて体内に戻す治療法です。免疫抑制の解除や、化学療法・放射線療法などの他治療の効果を増強する効果も期待されます。
ガンマ・デルタT細胞治療(γδT)
がん細胞を攻撃する⼒を持つ免疫細胞(リンパ球)の一種です。がん化をはじめた細胞の変化を素早く感知して攻撃をしかける特徴があります。γδT細胞治療は、抗体医薬やビスフォスフォネートと併⽤することで相乗効果を期待できる治療法です。
NK細胞治療
NK細胞はリンパ球の10〜20%を占める極めて強い殺傷能力を持つ免疫細胞で、がん細胞や異常な細胞をいち早く攻撃する初動部隊の役割を果たします。NK細胞治療は、NK細胞を体外で取り出し、大幅に増殖・活性化させてから体内に戻す治療法です。
樹状細胞ワクチン(DC)
樹状細胞は、体内でがんの目印(がん抗原) をTリンパ球に教え、がん細胞を攻撃するよう指示を出す免疫細胞です。樹状細胞ワクチンは、この樹状細胞を利用し、がん細胞だけを集中的に攻撃する細胞傷害性Tリンパ球を効率よく誘導する治療法です。
NKT細胞治療
NKT細胞は、がんを制御する多様な働きを持つリンパ球ですが、白血球中にごくわずか(約0.1%)しか存在しません。NKT細胞治療は、樹状細胞を投与することにより、患者さまの体内でNKT細胞の活性化と増殖を促すことを目的とした治療法です。
副作用について
本治療は患者さま自身の免疫細胞を治療に用いるため、治療⽤細胞を投与した後に軽い熱が出ることがありますが、多くの場合は38℃未満で1⽇以内に解熱します。また、その他に本治療に直接原因があると考えられる副作用として、だるさ、かゆみや注射部位反応(紅斑など)と思われる症状の出現をみることもありますが、多くの場合は軽度で数⽇で消失します。副作用が少ないため、生活の質、いわゆるQOL(=Quality of Life)を維持しながら治療を続けることも可能です。なお、本治療における副作⽤は、解析のうえ海外の学術誌でも発表されています。(Risyu T et al., Cytotherapy. 2023)。
受診患者数・症例報告
当クリニックのがん免疫細胞治療(瀬田クリニック)は、瀬⽥クリニックグループと共に多施設共同臨床研究を実施する施設として届出を⾏っております。全体の免疫療法(免疫細胞治療)の受診患者数・症例報告等については、以下を参照ください。
費用について
免疫療法(免疫細胞治療)は公的保険が適⽤されない⾃由診療のため、治療費はすべて⾃⼰負担となりますが、医療費控除や⺠間のがん保険などが適⽤となる場合がございます。
費用は、初診料、治療にかかる費用、検査にかかる費⽤の合計となります。治療の種類は、患者さまの症状やがんの状態、現在受けられている治療を踏まえ、医師との相談によって決定されます。
※表内は全て税込費用です。
- 初診料
- 11,000円(税込)
治療にかかる費用
- アルファ・ベータT細胞治療
-
1回 302,500円 × 実施回数
- ガンマ・デルタT細胞治療
-
1回 390,500円 × 実施回数
- NK細胞治療
-
1回 412,000円 × 実施回数
-
樹状細胞ワクチン*2
-
1回 247,500円 × 実施回数
-
樹状細胞ワクチン*3
アフェレーシス(成分採血)による -
2,601,500円〜2,964,500円
(一治療あたりの目安
約433,583円〜247,042円)
- NKT細胞治療
-
1回 309,500円 × 実施回数
-
NKT細胞治療*3
アフェレーシス(成分採血)による -
2,871,000円〜3,234,000円
(一治療あたりの目安
約478,500円〜269,500円)
-
NKT細胞治療+樹状細胞ワクチン*3, *4
アフェレーシス(成分採血)による -
4,029,300円〜4,755,300円
(一治療あたりの目安
約671,550円〜396,275円)
検査にかかる費用
- 免疫機能検査(FCM検査)料*5
- 82,500円
- 免疫組織化学染色検査料*6
- 18,700円〜99,000円
- HLA検査料金*7
- 22,000円
- ウイルス検査料*8
- 5,500円
*1 別途、血液・細胞の輸送費がかかります。
*2 別途、抗原ペプチド合成費がかかります。
使用する抗原ペプチドの数や検査の項目数により金額が変わります。
*3 樹状細胞ワクチンについては、アフェレーシス(成分採血)で得られた細胞の量によって、治療回数
(6回〜12回)が決まります。上記は一例であり、使用する抗原ペプチドの数や検査の項目数により金額が変わります。
*4 NKT細胞治療は、成分採血(アフェレーシス)で得られた細胞の量によって治療回数(6回〜12回)が 決まります。
*5 体内の免疫状態を調べ、適切な治療の種類を決める検査の一つです。
*6 がん細胞の特徴を調べ、適切な治療の種類を決める検査の一つです(手術等で切除した標本等が必要
になります)。検査の種類や項目数により金額が変わります。
*7 ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法に必要な検査です。
*8 ウイルス検査が必要な場合に実施します。
新しく、かつ安全性の⾼い環境で細胞培養を⾏っています
当クリニックのがん免疫細胞治療(瀬田クリニック)は、患者さまの血液から免疫細胞を取り出し、培養した上で再び体内に戻す先端的な再⽣医療です。本来体内にある細胞を⽣きたまま体外で培養・加⼯するため、きわめて⾼度な安全管理・品質管理体制が求められ、安全性確保のためのプロセス管理は非常に重要です。
患者さまからいただいた⾎液は、厚生労働大臣に許可された株式会社メディネットの細胞培養加工施設(CPF)に運ばれ、血液中から取り出した免疫細胞を約2週間かけて増殖、活性化されます。
ANK自己リンパ球免疫療法
ANK自己リンパ球免疫療法(通称、ANK免疫療法、ANK療法)は、患者さまご自身の体にある、がん細胞を攻撃する役割を担う免疫細胞であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を使う、免疫細胞療法もしくは、活性化自己リンパ球移入法等と呼ばれるがん免疫療法です。
ANK療法は全てのがんが治療対象です。乳がん、前立腺がん、肺がん、胃がん、大腸がん、食道がん、腎がん、膵がん、肝がんなどがんの部位を問いません。ATL(成人T細胞白血病)などの血液のがん、肉腫、あるいは悪性リンパ腫など、一般に「がん」と称される全てが治療対象となることが大きな特徴です。
ANK療法は、患者さまご自身の体にある免疫細胞であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を使った、がん免疫療法です。今まで難しいとされていたNK細胞の活性化と増殖の両方を実現。この培養技術を使った治療がANK療法です。
本治療は保険外治療(自由診療)です。
治療の流れ
治療は、まず透析のような専用装置を用い患者さまの血液5~8リットル相当を体外に循環させ、培養するリンパ球を体外に取り出します。血液の大部分はそのまま体内に戻しながら、血液中のリンパ球を分離して集めます。
採取されたリンパ球に一部含まれている「がん細胞を傷害する能力が圧倒的に高いナチュラルキラー細胞(NK細胞)」を活性化しながら、同時にNK細胞だけを選択的に増殖させます。その後、点滴で体内に戻します。


2医師との面談

3リンパ球を採取
患者さまの血液から自己のリンパ球を採取

4NK細胞を培養
2~4週間かけてNK細胞を培養し、増殖・活性化させます

RIKEN-NKT (NKT 細胞標的治療)
リンパ球の一種であるNKT細胞は、がんの特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。「RIKEN-NKT®」はNKT細胞を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞標的治療「RIKEN-NKT®」は理化学研究所の基礎研究と国の先進医療Bとして行われた千葉大学の技術を元に、理研免疫再生医学が独自開発した治療法です。2016年より一般の医療機関において広く治療を開始し、既に1,000名近くの症例数があり、多くの患者さまで抗腫瘍効果が確認されています。
特徴
全方位的な攻撃:血液内に微量に含まれている免疫細胞「NKT細胞」を活性化させ、がん細胞に対抗します。活性化したNKT細胞は、体内の免疫環境を回復させる働きをしながら、自らもがん細胞を攻撃。また、自然免疫系と獲得免疫系の免疫細胞を同時に活性化させるサイトカインを産生し、がん細胞を総攻撃します。
長期的な抗腫瘍効果:活性化された一部のNKT細胞が長期免疫記憶を獲得し(記憶免疫様NKT細胞)、幹細胞化して体内で長期生存することで、持続的ながん細胞への攻撃注1を可能にするのも特徴です。
低侵襲な治療:ほぼすべてのがん種・部位・ステージに適応し、自家免疫細胞を使うため副作用もほとんどありません。
注1:理化学研究所で行われた実験では少なくとも9ヶ月以上保持されました。
注2:一部の血液がんは対象外、その他適格性基準あり。過去の臨床研究で因果関係不明な有害事象の報告があります。
治療の流れ

1初診・血液検査
治療は通院のみで、自身の体調や都合に合わせて治療スケジュールを調整することが可能です。
医師による問診、血液検査、治療内容の説明と同意を行います。

2成分採血・全血採血
初診から1週間後を目処に血中の単球成分を採取します。
成分採血の場合の所用時間は2~4時間程度、全血採血の場合は30分程度です。同日、帰宅することができます。

3細胞培養加工
採取された単球は培養施設で、8日間かけて複数の工程を経て、十分に成熟した、NKT細胞を活性化させる特殊な細胞(目的細胞)になります。
目的細胞は、その後6日間かけて複数の厳格な検査により安全性が確認されます。

4細胞投与
目的細胞は、皮下への注射(2cc程度)か、上腕部での点滴(50cc程度)により投与され、標準で2週間おきに4回に分けて実施されます。
投与後、副作用として軽い発熱や倦怠感が見られる場合がある事が報告されています。

5診察・免疫機能検査
活性化自己リンパ球療法
患者さまから採取した血液からリンパ球やNK細胞を分離し、活性化・増殖させ、体内に戻すことでがん細胞を攻撃させる治療法です。
主に、αβ (アルファベータ)型のTリンパ球を活性化させることを基本としています。がんに対抗する免疫細胞にもいくつか種類があり、患者さまの症状やがんの性質によって、活性化させる細胞を使い分ける場合もあります。 NK細胞やγδ(ガンマデルタ)T細胞などを主に活性化させる場合、「NK細胞療法」、「γδT細胞療法」という呼び名で呼ばれます。
治療の流れ

1採血
患者さまから採血管3本程度の血液をお預かりします。

2リンパ球を採取
血液からリンパ球を分離します。

3リンパ球を活性化・増殖
2週間程度培養して強力に 活性化させ、数十億個以上に増やします。

4投与
安全性を厳密にチェックし、点滴で患者さまの体に戻します。
※このサイクルを何度か繰り返します。
樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞は、免疫を担当する細胞の中で「抗原提示」と呼ばれ、がんの目印(抗原)を他の細胞に伝える司令塔の役割を果たす重要な細胞です。この樹状細胞を活用しがん細胞のみを認識し、攻撃する免疫細胞(CTL)を強力に誘導することを目的とした治療法です。
治療の流れ
【A】

1採血・単球を分離
採血により得た血液から単球を分離します。

2培養
単球を培養し、樹状細胞に分化させます。

3樹状細胞にがん抗原ペプチドを付加
【B】

1採血・単球を分離
採血により得た血液から単球を分離します。

2がん組織を摘出
手術でがん組織を摘出します。

3ライセートを調製
摘出したがん組織からライセートを調製します。

4樹状細胞にライセートを貪食させる
摘出したがん組織からライセートを調製します。
【AとBを投与】
安全性の厳密なチェック後、樹状細胞を皮下注射で投与し、患者さまの体内に戻します。
樹状細胞にがん細胞のタンパク質が取り込まれると、それが細胞内で分解され、患者さまのがんの情報(抗原)として樹状細胞に記憶されます。すると、樹状細胞は記憶した抗原を表面に目印として出します。それを患者さまの体内に戻すことで、「目印」を頼りにがん細胞だけを集中的に攻撃するTリンパ球(細胞傷害性Tリンパ球:CTL)を効率よく誘導することができます。
自己がん抗原刺激型CTL (AKT-DC)
自己がん抗原刺激型CTL療法は、手術後の再発予防にエビデンスのある理想的な治療法です。肺がんの根治治療を施された患者さまに対し、手術で切除した所属リンパ節を用いて自己のリンパ球を増殖・活性化させます。それを体内に戻し、腫瘍を認識して攻撃するCTL(Cytotoxic T Lymphocyte:細胞傷害性T細胞)を誘導して、手術後の再発を抑制します。
治療の流れ

1手術
手術時に転移のないがん所属リンパ節を切除します。

2リンパ球を活性化・増殖
所属リンパ節中のがん抗原提示DCとCTL前駆細胞を活性化させ、リンパ球(CTL)を増殖させます。

3保存・投与
洗浄・回収後、安全性を厳密にチェックしたうえで点滴バックで凍結保存。適切な間隔で解凍し投与します。
高濃度ビタミンC点滴
強い抗酸化作用のあるビタミンCを高濃度で静脈から直接体内に入れます。経口摂取に比べて体内での吸収率が高く、免疫機能の強化や美容効果を目的として行われることが多いです。副作用も少ないとされています。
- 費用
- 15,000〜30,000円(税込)
- 治療期間・治療回数
- 継続的 / 通常月1回程度
- 副作用・デメリット
-
・事前にG6PD活性のスクリーニング検査が必要になります。G6PDが先天的に欠乏している場合は、重度の貧血を起こす可能性があるため受けられません。
・ビタミンCを点滴する際に血管痛を感じることがあります。当クリニックでは点滴速度の調節により痛みの軽減に努めています。

